~万座温泉で湯めぐり~
高度日本一の温泉郷で
白いにごり湯を格安ゆっくり堪能
with 湯めぐり手形
この記事を見ている貴方は温泉好きか・・・
それとも「そうでもない」か・・・。
はい、すいません。
長野大学温泉同好会 部長の小川です。
この記事では、温泉好きの方なら
間違いなく知っているであろう、あの
「万座温泉」についてのレポです。
温泉についてよく知らない人、もしくは
長野大学新入生で温泉同好会に興味を
持ってくれているそこのアナタにも...
万座温泉は、海抜1800mに広がる
「白濁濃厚硫黄泉」が
味わえる数少ない温泉郷です。
日帰り入浴専門施設はありませんが、
旅館の内湯を立ち寄りで入浴することが
可能です。
それでは、それぞれ紹介していきます。
また、今回の湯めぐりでは
「万座温泉 湯めぐり手形」を
利用しました。
この温泉手形には、宿泊者用と日帰り用があり、
宿泊者用の場合1200円で購入し、
3つの旅館で無料で入浴出来るのです。
3つ以降も、500円で入浴でき、一年間使用可能。
日帰り用でも、700円で購入することで
旅館のお風呂を500円で入浴可能です。
詳細はこちらから。http://www.manzaonsen.gr.jp/onsen/bill.php
①万座温泉 日進館
~お世話になりました~
今回の湯めぐり旅で、拠点として宿泊した
「万座温泉 日進館」。こちらでは、
浴槽から何から全てが天然木材で出来ている
大浴場「長寿の湯」や、本館から少し離れた
所にある露天風呂「極楽湯」、宿泊者専用の
「万天の湯」に入浴しました。
浴場は撮影禁止のため写真がありませんので、
公式ホームページの写真を借用させていただきます。
写真の浴槽は、大浴場の中でも「苦湯」と
呼ばれるもので、見るからに白いですよね。
源泉かけ流しのお湯が適温で楽しめるので、
熱いお湯が苦手な人もノー問題。
しっかりと長湯して、硫黄泉のパワーを
享受してきました。
また、苦湯のとなり「姥湯」では、
※加水していない?ガチの源泉かけ流し湯が
楽しめます。加水している苦湯より
少し熱いですが、「これが源泉そのまんまの
パワーか...。」と驚くことでしょう。
驚いて腰抜かさないでくださいね。
※ホームページには「源泉100%」と書いてあります。
ってことは、加水していないという事でしょうか?
大浴場を楽しんだ後は、本館から少し歩いたところにある露天風呂「万天の湯」へ。
いや、歩くのは少しなんですけど、宿泊した
12月の夜はクッソ寒かったです。そのため、
服を脱いでさっさと入浴。
先述のとおり、標高の高い万座温泉では
晴れていれば星がキレ~~~に見えます!
私は晴れ男なので(ガチ)、超絶キレイな
星空を堪能しました。街灯なんてものは無い
山奥だからこその星空ですよね。
東京出身の副部長くんに見せてやりてェな。
ちなみに、有能な副部長くんと会計くんは
両名とも雨男です。
個人的なお風呂の感想
分析所はこんな感じです。見方が良くわからん!
という人は、とりあえず「メタけい酸(H2Sio3)」のところを見て、試料1kg中100mgを超えて入れば
「この温泉美肌にいいんだゼ!」と一緒に来てる人に言ってあげると、少し詳しく見えるかもしれません。ただ、温泉ガチ勢にそれを言うと、10倍返しされるので注意!!!!(マジです)
お湯の感想:やっぱり、100%源泉かけ流し浴槽のお湯が一番いいですね。そこは譲れない。
でも、他の浴槽にもお客さんを癒したい!という
宿側の気持ちがしっかりと伝わってきます。
お肌が弱い人向けの万座の水を沸かしたお風呂とか、笹を入れた露天風呂とか、打たせ湯とか。
湯治客でも、ファミリーでも十分満足できる所が
素晴らしいな~と感じました。実は、私が初めて万座で入ったお湯がここのお風呂なんですよね。
宿泊した客室は、ロビーから一番離れている
湯けむり館の8畳部屋でした。3400円位で
泊まれる格安素泊まりプランを選択すると、
こちらの部屋になります。ブルジョワな方は
本館に1泊2食付きで泊まれるんでしょうね。
別に羨ましくなんかありますけどね。
とはいえ、客室は綺麗に掃除されており、
スタッフの方の接客も素晴らしく、大満足なステイでした。何度も鍵預けてすみません。
4月9日~リニューアルオープンするらしいので、また泊まりに行きます!
万座温泉 日進館 公式ホームページ:
②万座温泉 豊国館
~浴槽ドーン!!~
「豊国館」には、日帰り入浴でお邪魔しました。
日帰り入浴解禁直後に行ったので貸し切り状態!
というわけで、写真も撮らせていただきました!
まず先に、露天風呂の様子をどうぞ。
長方形の広い浴槽で、冬場はスキー場から近い
ので夕方になると人で一杯になるみたいです。
温度は少しぬるめで、ずっと入っていられそう!
個人的なお湯の感想
気になる分析表はコチラ。遊離硫化水素を見てみると、こちらの方が日進館より2倍ほど硫黄濃度が濃いですね。入ってみても、硫化水素の匂いが
より強かったと感じました。
(濃ければ良い、薄いとダメな訳ではないですよ。)
一番気に入ったのは、やはり先ほど紹介した
浴槽だけドーン!!タイプの内湯です。
万座温泉でも、意外とこのタイプの宿は少ないと
思います。ここすき。
あと、日帰り入浴料金が500円と安い!!
余計な事言わん!入れ!(暴言)
③万座高原ホテル
~ファミリー向け~
万座高原ホテルといえば、
広大・多彩な石庭露天風呂!
7種類の露天風呂を楽しめます!
中でも面白いのは、お湯が珍しい黄色の
「竜泉の湯」!他の浴槽より少し酸性が強く、
浴感は草津の湯に近いかな~と感じました。
撮影禁止のため、こちらで代用します。
そして万座高原ホテルのセールスポイントは...
露天風呂は混浴!湯浴み着OK!
というわけで、ファミリー・カップル向け!!
一人で行くと寂しいぞ!!
お湯の感想~~
やはり、竜泉の湯が黄色い湯ということで!
おそらく万座温泉で唯一なので、ここでしか
入れないお湯ですね。これに入りに来るだけでも
価値があると思います!万座に居て草津っぽさを
感じられて良かったです。黄色いし。
ただ、一つ不満があるとすれば、男湯にも内湯が
欲しかったですね...。
やはり、混浴だと気を遣うので。
こちらでは、日帰り入浴料金1300円のところを、
湯めぐり手形を使い無料で入浴しました。
正当な権利を行使してタダで入っていますが、
罪悪感を感じないことも無くないですね。
④万座ホテル ジュラク
日本一の硫黄濃度!!ああああ!!!
名前はふつーの温泉ホテルなんですけど...。(失礼)
なんといっても、
「日本一の超高濃度硫黄泉」
ですね。いい響きだ。
先に分析書を見てみましょう。(唐突)
試料1㎏中の硫化水素濃度は...286㎎!?
最初に出てきた日進館の約4倍の値です。
ジュラクさんは、他のホテルとは違う自家源泉
「法性の湯」を所有しており、ダントツの硫黄
濃度を誇る湯が味わえるわけですね。
お湯の色も、他と比べるとダントツに白いです。
というのも、硫黄泉が白く見えるのはお湯自体が
そもそも白い訳ではなく、最初は透明なのです。
お湯が浴槽に投入され、湯に溶けている硫化水素が空気に触れて酸化することで、コロイド粒子
(溶液に溶け切らないもの)が大きくなり、白く見えるわけですね。こちらの湯は、そんな硫化水素の濃度が濃いため、より白く見えるのです。
浴槽は撮影禁止のため、画像は公式ホームページ:https://www.hotel-juraku.co.jp/manza/spa/ より借用しました。
ここの内湯は、24時間 沢山の換気扇がフル稼働
しています。というのは、硫黄濃度が濃すぎて、
喚起しないと皆硫黄中毒を起こしてしまうから。
えぇ...。どんだけ濃いねん...。
「高濃度硫黄泉って...。熱すぎて入れなさそう。
もしそうだったら部長のこと訴訟しよ。」
安心してください。適温ですよ。
しかも、アメニティーも超充実していました。
シャンプー・リンスが6種類くらいあって、
小さい器に入れて浴場で使えます。
「シャンプーバイキング」...。
浴槽は撮影禁止のため、画像は公式ホームページ:https://www.hotel-juraku.co.jp/manza/spa/ より借用しました。
露天は2つ浴槽があり、←が少し温め。
しかも、写真の通り絶景でした。
ゆっくり寝てる人も居たし、読書してる猛者も。
良いですよね、温泉に浸かりながら読書...。
私はまだ未経験なので、トライしたいですね。
温泉に浸かりながら温泉の本読みたいです。
温泉の自己再生産ですね。(マジで意味不明)
個人的なお湯の感想
内湯が真っ白だったのを覚えています。
日本一の超高濃度硫黄泉ということで、行く前に
必ずここだけは行こうと決めていました。
実際に、やっぱ入ってよかった。
分析書を他と比べてみると、ジュラクの方は
「単純硫黄泉(硫化水素型)」になっています。
陽イオン・陰イオンの成分が共に少なく、
溶存物質が0.64g/kgかつ総硫黄が2mg以上ということで、単純硫黄泉の名が付けられています。
他のお湯よりアルカリ金属・土類金属が薄い分、
硫化水素濃度が濃い...ってことですかね。
超絶余談ですが、私は乾燥肌なので、硫黄泉に
入った後は保湿をしないと全身痒くなるのです。
(皮脂を取り去る作用が強いため。)
乾燥肌の人は保湿グッズをお忘れなく!!
逆に、気を付ければ乾燥肌の人でも湯めぐり
出来ますよ。ソースは私です。
こちらも、湯めぐり手形を使い無料で入浴。
日帰り入浴料金は1000円です。
⑤白鐵の湯 万座亭
~名前がイケメン~
今回の湯めぐりで紹介する温泉はここが最後。
「白鐵(はくてつ)の湯 万座亭」
白鐵て...いい響きやん。
空いていた様子でしたので、撮影させていただきました。
浴槽の様子はこんな感じです。
内湯は適温or人によってやや熱めでした。
露天風呂は完全に屋根付きですが、目の前に
良い景色が広がっていた記憶があります。
露天はぬるめで、ず~~っと入っていれると
思います。正直寝ました。
分析書はこちら。他のお湯と特に差はないです。
こちらでも、日帰り入浴料金1000円のところ、
湯めぐり手形を使い無料で入浴しました。
まとめ
↑どっかの宗教の教祖みたいと言われた。言われてみれば...。
というわけで、万座温泉湯めぐりの様子を
軽めのノリでご紹介しました。
まだ入っていない「万座プリンスホテル」
「湯の花旅館」も、次回訪問したいですね。
現在、新型コロナウイルスの影響により
観光業界は大打撃...というかまともに商売が立ち行かない場合もあると思います。万座温泉も、
少なからず影響は出ているでしょう。
騒動が終結したのちに、この記事が少しでも
皆さんのお役に立てたなら幸いです。
それでは、また~~~!