この文章を読んでいる貴方は今、何歳で
どのような職業に就き、どの程度の
収入、そして社会的地位があるだろう。
リタイアし、老後の生活を送るうえで
温泉を楽しみにしているかもしれないし
普段は忙しなく社会の歯車を回すために働き、月に1度の贅沢で温泉旅行に出かけているかもしれない。そのような人は、
基本的に現在、または過去に安定した収入を得ることが出来、月に1度の温泉旅行という贅沢を行えるだけの余裕がある。
Twitterで「温泉旅行」と調べてもらえば明瞭だが、夥しい回数を旅行している人が多数見られる。そんな人たちを見て、
どんな人生を送っているのかといつも
考えてしまう。残念なことに、筆者は
きわめて一般的な大学生諸君の一員であり、月に1度の温泉旅行を楽しむような
余裕はどこにも無い。思い返してみれば、まともに温泉目当てで旅館に泊まったことなど一度も無い。悲しいことに、
この状況は現代の多くの大学生に当てはまることだと推測する。
ただ、何も温泉旅行することだけが温泉の楽しみ方の全てでは決してない。
お金が無いものは無い。それならば、
我々にはリタイア後のおじさんや齷齪
労働にいそしむサラリーマンには無いものがあるのではないか。そう、若さと時間である。その2つを使ってどのように温泉を楽しめばよいだろうか。
私から提案したいことはただ1つ。
「別所温泉で朝風呂を浴びに行く」長野大学の1限開始時刻は8時50分。それに間に合うように温泉に行き、そして出席すればよい。たったこれだけのことだ。車を持っている学生は、その気になればこんなことは容易にできるはずだ。
別所温泉の外湯はどれも150円で、朝早くから営業している。これを利用しない手はない。朝から本格的な温泉地の風呂で温まり、その足で授業に
出席するという体験は、我々学生にしか出来ない体験だ。
学生諸君(筆者もそうだが)、
若さを浪費してはいけない。大学生は人生の夏休みと形容される。
そんな4年間に渡る長い夏休みを、貴方たちはどのように過ごしているだろうか。ピ逃げしたり授業に出ても周囲の迷惑も顧みず私語に勤しんでいるのか?
ただ毎日目的も無く過ごし、くだらないサークルの飲み会だとかで何も変化がない日々を送っているのか?
授業は真面目に出席しているものの、
集団の中での自分の立ち位置に疑問を
感じながら一歩踏み出せないでいるか?
人間関係や恋愛で悩んでいるか?
実に学生らしい生活を送っている
貴方たちは、日々様々なことに
悩んでいるだろう。時には死にたくなることもあるかもしれない。
筆者もそうなったときがある。
そうなった時、騙されたと思って一度温泉に入ってもらいたい。
自分がどのような経緯で生まれ、育ってきたのか考えてみよう。
「温泉に入る」という行為は、
同時に「自分を見つめ直す」
良い機会であることを、筆者は
これまで2年前期から100回以上の温泉施設訪問で身をもって実感
しているし、この先も入浴するたびに実感し続けるはずだ。
貴方たちは日々の生活で、能動的に自分を見つめなおすという機会はまずないだろう。どうせ何か
思い立ったとしても、その日のうちに忘れて家に帰ってメシ食って寝ての繰り返しだ。そんな日々に
終止符を打ちたい人がもしいるのならば、ぜひ私の提案した
「別所温泉の朝風呂」を実行してみてほしい。これを書いた次の日の朝に筆者は実行したが、やはり筆舌に尽くしがたい。別所温泉でなくてもよいから、日々の生活に少しでも温泉を取り
入れてみてほしいのである。長くなったが、これが私がこの記事を通して一番伝えたかったことである。この記事を読んでいる人は大体私の身内で、顔も名前も知っているだろうが、私はこういう人だ。よろしくお願いしたい。
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